使い勝手抜群!上州の蘭2011のシンビジューム
はなぞくかぞくでは、群馬県藤岡市のシンビジューム生産者「上州の蘭2011」の取り扱いが今年からはじまりました!
今回も福島県で活動する円谷しのぶ先生にシンビジュームの生け方を教えていただきます。
円谷先生の元に届いたシンビジュームは5本。
「大輪の2本、中輪1本、小輪が2本でした。届いたときは、足元に水の入ったピックが使われていました。ピックをはずして、ざっくり生けてみました。シンビジュームは花がたくさん咲いていて華やかですね」
5本、それぞれ色が違っても不思議とまとまっていますね。
「今回もまずシンビジュームだけで生けてみますね。まずは、季節的には秋冬のような雰囲気で」
大人っぽいですね!素敵。
「オレンジでも少し大人っぽいブラウンがかった色とダークレッドのシンビジウムをあわせてみました。手前の黒い実は別の花瓶に生けて合わせています。実はヘンリーヅタの実です。こういうシンビジューム独特な色はほかの花にはない魅力ですね。このあたりの花色は茶色、鉄色みたいな色で器などとよく合います。横に置いたドライのコーンなども合わせたりすると、年中楽しめる組み合わせです」
確かに秋らしい雰囲気もありますが、シンビジュームのみずみずしい花びらが、春でも楽しめますね。シンプルな空間にもすごく映えそうです。
「今度はグリーン、オレンジをメインに高さを変えて生けています。グリーンのシンビジュームは立つように生けて、オレンジ色を低めに生けています。器の口元に、ほかの色をあしらって生けています。あしらったシンビジュームは1輪にして、届いたときに使われていたピックに挿しています」
シンビジュームだけなのに、華やかですね。確かに2色より、口元の色がアクセントになっていますね。
「今回の5本などは、ほかの花を入れる必要もないくらいなのですが、ちょっと花屋さんのようにするには、ほかの花も入れてみたいですよね。シンビジューム5本とレンギョウを合わせてみました」
おお!すごい華やかですね。満開の黄色いレンギョウが眩しい!
「やっぱり色が違っても、同じ種類だからぴったり落ち着きますね。最初はピンク色が浮いてしまうかな、とも思いましたが。ピンクが入ると華やかです。
たっぷりのレンギョウだとかなりゴージャスですが、シンビジューム2本の間にユキヤナギを合わせてみました。存在感のあるシンビジュームにユキヤナギが入ることでやわらかさが生まれます。この2本は少し、すらっとさせたかったので、下の方の花を外しています。奥にはカエデの新芽を生けています。新芽が開く前のカエデは赤みがあり、水あげもいいのです。そして、可愛らしく生けたい方には、シンビジュームは切り分けて飾るのがおすすめです」
おお、ラブリーで春っぽい。
「淡いピンクのシンビジュームをメインに、横長の器に、奥には切り分けたシンビジュームを合わせました。ピンクの花はゼラニウムの花です。後ろのグリーンは定番のツルマサキです」
長いシンビジュームは花がたくさんついているためか、存在感がありますが、こちらは本当に軽い雰囲気ですね。
「そうです、切り分けると軽やかさとカジュアルさが生まれます。これは春の花を合わせて、優しい感じにしたいと生けました。次はシックな赤色を使ってみましたよ」
ダークカラーはやっぱりスタイリッシュですね。それにしても可愛い!!
「ダークカラーは大人っぽくなるうえ、春よりも秋冬のイメージですが、春の花を合わせると季節感が出てきますね。クリスマスローズ、ムスカリ、イカリソウ、ケマンソウを合わせてみました。もちろん、どれも庭で咲いたものです。この赤いシンビジュームはリップが淡いピンクなので、こういう可愛い生け方にマッチしますね。短い生け方でもパーティーなどにぴったりの生け方を紹介しますね」
おお、まるでアレンジメントのように仕上がっていますね。
「でもスポンジは使っていないですよ、ベースにツルマサキ、カエデ、キイチゴ、ツルギキョウをあしらって、花を1輪ずつにカットしたものを入れます。茎が短い場合は、ピックを使っても良いですよ。テーブルの中央などに飾ることを考えると、花の向きはあえて統一せずに横向きにするなど、配置を変えると動きが生まれます」
長く飾るときに、落とした花を生かしてもいいですね。色をミックスしても素敵そうです。
「合わせる色や花の大きさでまた印象が変わりますね。そして、最後はピンクの花を小さな花瓶に生けてスタイリングしてみました」
うわー、なんとも言えない雰囲気。なんだか洋書に出てきそうですね!
「アイアンのシェルの器に、3輪生けたガラスの器を置いています。横に合わせたのはアーティチョークの綿毛、ちょっと幻想的な雰囲気になりますよね。シンビジュームは2輪ピンクで、1輪だけ赤にしています。シンビジュームは高さを出しても、短くしても楽しめる花です。皆さんもぜひ色々と楽しんでください」。
円谷先生今回もありがとうございました。次回の登場もお楽しみに!
【教えてくれた人】
円谷しのぶ先生 福島県出身。大学卒業後、都内の花店で働きはじめたことをきっかけに花の道へ。その後、大手花店の本社教育担当やグリーンショップ担当など幅広く活躍。現在は福島県にある自宅で、庭の花を使ったレッスンやクラフト、和ハーブの教室などを開催中。
Instagramはこちら➤https://www.instagram.com/shinobu_t_2v/
text:はなぞくかぞく編集部
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