いいマムの日が過ぎても美しいデコラ咲きマム
はなぞくかぞくでは、愛知県田原市のジャパンフラワードリームさんのマムを販売しています。
いいマムの日は、11月6日でしたが、今からのシーズンはマムが美しい季節です。前回に引き続き、デコラ咲きマムの飾り方を紹介します。教えてくれるのは、福島県で活動している円谷しのぶ先生です。
「前回もマムは秋が旬だから、秋の植物とよく合うとお伝えしましたが、こちらも紅葉したシノブヒバに赤い実のサメカズラを合わせてみました。マムはオレンジ系のグラデーションで並べてみました。こちらは、ワイン用のワイヤーバスケットの中にクリアの花瓶を入れて、花首をバスケットの縁に掛けています」
シックですね。ワイヤーバスケットの錆びた感じも素敵ですね。
「フランスで使われていたアンティークのバスケットです。他の器でも花瓶をなかに入れることで代用できますよ。次は愛らしいピンクのマムを軽やかに生けてみました」
わー、本当に軽やかですね!
「デコラ咲きマムの魅力の一つは花色です。白と淡いピンクのマムの透明感のある色を生かして、庭の植物を合わせてみました。シルバーグリーンのロシアンセージ、ノコギリソウ、コリウスに小さなノギクをあしらいました」
ワイングラスのような器も素敵ですね。
「ジャパンフラワードリームさんの魅力は品種数が多いことでもありますね。花色も、花形も多いので、飾る楽しみが広がりますね。華やかで個性的なバイカラーのマムも合わせる色で趣きは変わります。作家物の器に合わせて秋らしくしてみました」
赤紫とグリーンの‘トゥーラシャルロッタ’、‘エファサーモン’が秋らしくまとまっていますね。小さな赤い実も可愛いですね。
「この実はゴゴヨジソウという、夕方4時になると花が咲く植物です。その赤い実を合わせました。ぽろっと落ちている赤い実はサンザシです。今回のような口が狭く、くびれのある器は、花が留まりやすく生けやすいです」
マムは実ものとも相性がいいのですね。
「そうです。秋らしさを演出するのに、実ものはとても便利ですよね。次は花ナスというオレンジの実をマムと合わせてみました」
先程の小さな実とは違い存在感がありますね。
「花ナスに合わせて、同系色でまとめてみました。花ナスを花瓶に生けてから、マムを挿すとしっかり留まります。同系色の花を合わせると、優しい感じに見えますよ。次はピンク系のマムでまとめてみました」
「個性的なマノアに淡いピンクのマムでまとめました。マムの可愛い色に、シックな色の植物を合わせると、優しいけれどちょっと大人っぽい感じになります。銅葉のサワギキョウ、ピンクのガイラルディア、ホーリーバジルを合わせました。細かい花を先に生けてからマムを挿して仕上げました。ベージュオレンジのマムは差し色です」
同系色のなかにも差し色を入れるのもポイントですね。
「そうそう、マムは横から見ても魅力的です。一輪挿しに1本入れただけですが、横からの姿がかわいいでしょ」
おお!本当ですね。正面から顔を見なくても、花色のグラデーションの美しさが伝わってきます。この生け方だと開いていく変化も楽しめますね。
「そうなのです。一輪挿しに飾ると長く生けることが多いと思いますが、こんな風に生けるのもおすすめですよ。最後に紹介するのは、Part1でバスケットのなかにフラワーベースを二つ入れて生けた作品に紅葉した枝や庭のキクを合わせてみました」
マムだけでも素敵ですが、グッと秋らしくなりましたね。
「秋らしさにはやっぱり紅葉がいいですね。庭の小ギクもオレンジにしてより秋らしさを演出しました。足元は最初と同じく剣山を複数入れて固定しています」
小ギクはマムよりも和っぽい花ですが、マムと合わせると洗練された雰囲気になりますね。組み合わせ次第で花のイメージも変わるんですね。
次回も円谷先生にはピンポンマムの楽しみ方を紹介していただきます。お楽しみに。
【教えてくれた人】
円谷しのぶ先生 福島県出身。大学卒業後、都内の花店で働きはじめたことをきっかけに花の道へ。その後、大手花店の本社教育担当やグリーンショップ担当など幅広く活躍。現在は福島県にある自宅で、庭の花を使ったレッスンやクラフト、和ハーブの教室などを開催中。
Instagramはこちら➤https://www.instagram.com/shinobu_t_2v/
text:はなぞくかぞく編集部
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