もうすぐ、11月6日 いいマムの日。デコラ咲きマムの素敵な飾り方
はなぞくかぞくでは、愛知県田原市のジャパンフラワードリームさんのマムを販売しています。
11月6日は、いいマムの日!秋が旬のマムが一番美しい時です。この日に向けてマムを飾りたいな、と思う方に、素敵なデコラ咲きマムの飾り方を紹介します。
ちなみにデコラ咲きマムとは、マムの咲き方の一つ。ダリアのような花形から丸みを帯びたタイプまで、咲き方にバリエーションのあるタイプです。今回はこのジャパンフラワードリームさんのデコラ咲きのミックスの飾り方を福島県で活動している円谷しのぶ先生に教えていただきます。
ミックスで10本届いたディスバッドマム。かなりの品種数を栽培しているジャパンフラワードリームさんだからできる内容です。
「色々なデコラ咲きのマムが届いたので、ご自宅でみなさんが一番持っていそうな器にまず生けてみました。折角なので、生けた順番に紹介しますね」
ということなので、最初は届いたお花をまとめて飾る手順から紹介します。
「まずは、デコラ咲きでもピンポンマムのように頭が丸くいタイプを生けましょう。茎の足元は届いた状態からほとんどカットしていません。3本を器の縁に寄り添うように生けます。花の頭を少し低めに生けるのがポイントです」
「その後は、淡い色のデコラ咲きを最初のマムとは違う場所に生けます。器の中央と奥の方ですね。先程より、花の頭が少し高い位置になるように生けましょう」
おお、お花が増えると賑わいが出ますね!
「最後に個性的なマノア(中央のピンクのマム)やバイカラーのマムをさらに高さを出すように生けていきます。高低差をつけることで、開いてきても花びらがぶつからないで花姿が楽しめる生け方です。つぼみからずっと飾っておけますよ」
3回に分けて生けることで、高さの違いを明確にしているんですね。色も形も全く違うマムの組み合わせ面白いですね。
「そう、今回はどの品種も1本ずつの到着だったので、バリエーションも作ってみました。
最初は華やかで個性的なマノアが一番目立つ位置にして、隣に淡いピンクや白を合わせて華やかに仕上げました。この生け方ですが、主役を変えるとまた違う雰囲気になります」
「マノアではなく、中心にバイカラーのマムを入れると強い印象になります。個性的な感じですよね」
本当だ、さっきとは印象が違います。
「こちらは淡いオレンジのエファサーモンを中心にしてみました。中心部分が淡い色なので、かわいらしい雰囲気になります」
おお、最後の個性的なデコラ咲きのマムの位置が変わるだけで、バリエーションが増えるのですね。
「目立つ場所のマムの色や隣り合うマムの色でガラリと変わるので、色々と配置換えして自分の好きな世界観を作っていけますね」
「次は1本ずつではなく、手元で組んでから器に生けてみました。背の高い器にまっすぐ生けてしまうと、マムはお仏壇のお花のようにどうしてもなってしまいます」
その雰囲気が嫌で、マムを飾りたがらない人もいるようですね。
「そういう場合は、今回のように簡単に花束のように組んでしまうのがいいですよ」
「白い背の高い花瓶に合わせています。マムの頭を揃えすぎないようにブーケを組んで、麻紐や輪ゴムなどで留めておきます」
ここでも頭を揃えない方がいいんですね?
「そうです。頭を揃えてしまうと、花が開いてくるうちに花びらを傷めてしまうので」
「器の縁にブーケをかけるようにして生けています。こうして寝かし気味に花を生けることで、花の顔がしっかり見えて花色も楽しめます」
白い花瓶に花色の対比が素敵ですね。
「今回、マムが秋の花だな、本当に感じました。庭の花とも合わせてみようと思って紅葉の枝や葉を取ってきたのですが、それを横に置いただけで、なんというか美しいのです」
うわ!本当に美しいですね。秋色の葉や実としっかり合う。
「これだけでも十分という感じですよね。本当に秋が旬の花なんだなと思いました」
中央に合わせているのはバスケットを使ってマムを生けているのですか?
「そうです。ワイヤーのバスケットの中に透明な花瓶を入れてマムを生けています。
仕掛けはこんな感じですね。中に花瓶の中に剣山を置いています。剣山にマムの茎を挿していくというより、器の中で動かないようにするための滑り止めとして置きました。
ほとんどマムの茎はこちらもカットせずに、花を真っ直ぐではなく生けることで高低差を出しています。こちらは好きな色の順番に並べてみました。左はピンク、右はオレンジ、黄色系にして、グラデーションになるように並べています。高さを揃えなくても、色の繋がりがあるので、統一感は出ますよ」
「最後はクリアなガラスに茎を見せずに生けてみました。マムは草花に比べて、どうしても茎の存在感が強く固い印象があるので、そこを見せないようにしました」
「テーブルの中央にでも楽しめるように、四方見に生けています。器の縁に花が飛び出すように生けて、やはり高低差をつけています。一度、生けてから、高さのバランスを変えていくのもいいでしょう。こちらも最初に生けた時のように、隣り合う花の色で印象が変わりますよ」
マムの華やかさに改めて気付かされますね。さて、次回も引き続き、マムの楽しみ方を紹介します。円谷さんのお庭の植物とのマムの組み合わせをお楽しみください。
【教えてくれた人】
円谷しのぶ先生 福島県出身。大学卒業後、都内の花店で働きはじめたことをきっかけに花の道へ。その後、大手花店の本社教育担当やグリーンショップ担当など幅広く活躍。現在は福島県にある自宅で、庭の花を使ったレッスンやクラフト、和ハーブの教室などを開催中。
Instagramはこちら➤https://www.instagram.com/shinobu_t_2v/
text:はなぞくかぞく編集部
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