キュートな花の定番、ガーベラのいつもと違う楽しみ方 Part2
はなぞくかぞくでは、長崎県雲仙市のフラワーガーデン寺尾さんのガーベラを販売しています。
さて、Part1に引き続き、福島県で活動をしている円谷しのぶ先生にガーベラの飾り方を教えていただきましょう。
「10月になりましたね。10月といえば、月末のハロウィン。すっかり日本に定着しましたね。ハロウィンのディスプレーにガーベラを合わせてみました。オレンジ色のカボチャとガーベラがとっても相性いいのです」
秋らしいですね、ハロウィンらしい楽しい感じが伝わってきます!素敵!
でもどんな器にガーベラを生けているのですか?仕掛けがパッと見ただけだと、わかりません。なんだか難しそう。
「いえいえ、難しくないですよ。まずカボチャやドライを飾って、その横に古道具の土鍋を置き、そこに水を注いでガーベラを生けています。使う器の大きさや深さによっては、グラスや花瓶を入れて、そこに花を生けてもいいですよ。もちろん土鍋でなく、他の器でも代用できます。私はたまたま土鍋を持っていたので使っただけですよ」
ほほー!面白いですね。飾る場所や器によって、ドライの飾り方を変えて、自分流に楽しめそうですね。
「そうです。特に寺尾さんのガーベラはミックスなので、目立つ場所にはオレンジと赤のガーベラを見せて、後ろや横にはピンクやクリーム色のガーベラを入れています」
おお!角度が変わると雰囲気が全く違いますね。
差し色のマリーゴールドも素敵!
「庭のマリーゴールドや赤い葉のヒューケラとガーベラを合わせました。ガーベラ自体がかわいい花だから、ハロウィンや収穫の秋の楽しい感じにぴったりですね。ガーベラの色をピンクに変えた飾り方もやってみました」
おお!今度はラブリーな秋になりましたね!
「ピンク系のガーベラにワインレッドのアマランサスと紅葉したコキアを合わせてみました。柔らかなグリーンのヤマブキの葉も入れたので、爽やかさもありますね」
さっきの秋らしい色みとはまた違う雰囲気になりましたね。これはガーベラを生け変えるだけで、バリエーションが楽しめますね。
「こちらに続いて、もっとラブリーなガーベラを紹介しますね」
おお!ガーベラらしいかわいさが溢れていますね。
「庭のハーブのなかでも、シルバーグリーンのルーとラムズイヤーとピンク系のガーベラを合わせて、夢見がちな雰囲気にしてみました。器もバスケットを用意し、その中に口の広い器を入れて生けています。グリーンをたっぷり器に生けて、器の縁を隠していきます。グリーンが仕上がったら、ガーベラを寝かすように生けて仕上げました。バスケットに生けたように見えるので、ガーベラは横にしたほうが自然に見えますよ。真ん中が空いてしまうので、その部分だけはガーベラを短くカットして上向きに生けています。たっぷりのグリーンを使うことで、バスケットとの一体感が出てきますよ」
うわー、なんだか、これを持ってピクニックへ行きたくなるような雰囲気ですね。そのままプレゼントしてもよさそうです。
「それでは、もう一つピンク系のかわいらしいのを」
おお!これも秋らしい。ハロウィンよりは、落ち着いた日本の秋の感じもありますね。稲穂のせいでしょうか?
「イナホに左奥にはカワラハハコグサのドライフラワーを合わせてました。ドライフラワーと生花の組み合わせです。こちらは、かわいいガーベラの顔をあえて全部前に向かせました。メインはピンク系ですが、淡いクリーム色やピンクと黄色の複色なども合わせて、稲穂の曖昧な色と合う色を選びました。、クリーム色のガーベラの向きは正面ではなく、他の色とは少し変えています。アクセントにする花は、主役の花の向きと少し変えるとその役割がより効果的ですよ」
「Part2では、華やかな飾り方を紹介していますが、最後に深皿を使った落ち着いた雰囲気の飾り方を紹介しますね」
これは、しっとりとした雰囲気ですね。
「今回のガーベラの中にシックなダークレッドがあったので、そちらをメインに深めのお皿にあしらってみました。生け方はとても簡単で、いけばなで使うマメ剣山をお皿に置いて、ガーベラの茎を見せるように挿しました。スズメウリとヘンリーヅタの実を合わせました。
マメ剣山に対して花が重い場合は、マメ剣山を二つ用意して一つは重しとて使っても」
ガーベラの本数は少ないけれど、グッと引き込まれる世界観です。
「寺尾さんのガーベラは、街のお花屋さんだと見かけない色も入っているので、どんどん自由に楽しんでもらいたいですね。まとめて飾っても、同系色だけまとめても、1本でもたくさんでも、手軽に楽しめて、どうやってもかわいいのがガーベラです。皆さんも自分なりの飾り方を見つけてくださいね」
円谷先生ありがとうございます。
次回もよろしくお願いいたします。
【教えてくれた人】
円谷しのぶ先生 福島県出身。大学卒業後、都内の花店で働きはじめたことをきっかけに花の道へ。その後、大手花店の本社教育担当やグリーンショップ担当など幅広く活躍。現在は福島県にある自宅で、庭の花を使ったレッスンやクラフト、和ハーブの教室などを開催中。
Instagramはこちら➤https://www.instagram.com/shinobu_t_2v/
text:はなぞくかぞく編集部
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