日本でのトルコギキョウ
トルコギキョウは夏の暑い時期でも日持ちがよいことで人気が高まった花です。キキョウという名前がついていますが、キキョウ科ではなくリンドウ科の花です。
またトルコと名前がついていますが、原産地は北米。テキサス州の乾燥している地域が原産です。19世紀にイギリス人が自国へ持ち帰ったことで、品種改良が進み、日本には大正時代にやってきたと言われています。その時に、今のトルコギキョウという和名がつきました。
おそらく、紫色の花が日本原産のキキョウの佇まいと似ていること、そしてトルコにはトルコ石のブルーが由来という説と花の様子がターバンに似ているから、という説があります。
お花屋さんでは、リシアンサスという名で呼ばれることもありますが、こちらは古い学名です。現在の学名はユーストマです。
このトルコギキョウ、実は日本で生まれた品種が世界のシェアを8割近く占めているのです。これには、理由があります。第2次世界大戦で、北米や各国で保存されていたトルコギキョウの原種が亡くなってしまったのです。戦後、育種をしようとしても、親になる原種がない、と思っていたところ、長野県にひっそりと残っていたそうです。そこから、日本でのトルコギキョウの栽培と品種開発が進んできたのです。20年ほど前から、結婚式や葬儀などでも利用される機会も増え、一年中お花屋さんで見かける花になりました。
かつては、一重咲きで可憐なイメージのトルコギキョウでしたが、今ではフリルがある豪華な八重咲きが主流です。これもバラのような姿のトルコギキョウを作りたい!という日本の種苗会社の熱い思いから、生まれています。
はなぞくかぞくでは、福島県浪江町のJinフルールさんのトルコギキョウを販売しております。
グリーンが美しい‘アンバーダブルミント’は、残暑が厳しいこの時期に楽しむにはぴったり。どの色の花とも相性がいいのも嬉しいところです。1本に10輪もついているトルコギキョウ、ステイホーム期間の自分へのご褒美に、なかなか会えない大切な人への贈り物におすすめです。
文:はなぞくかぞく編集部
写真:岡本譲治
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