山形から届く、フレッシュな安彦園芸さんのバラ 品種紹介 part２

山形県の安彦園芸さんのバラは、はなぞくかぞくでも人気の商品です。特に、18品種のバラを品種ごとに購入できるため、お気に入りの品種を選んで購入して下るお客様がたくさん。

part２では、part１に続き、安彦園芸さんが栽培しているバラの品種を紹介します。

暑い夏には、少しでも爽やかな気分になりたい時にぴったりなのが、グリーンの‘オリエンタルエクレール’。丸い花形でユニークな品種です。‘エクレール’という似た品種の枝変わりで誕生した品種です。ただ、‘エクレール’よりも花が大きく、花の中心から緑の芽が吹いてくるようなユニークな咲き方です。

花びらはグリーン１色というより、白からグリーンへのグラデーションのような感じです。
緑色の花は、一見すると花らしくないため、どんな色の花とも合わせやすいのも嬉しいですね。

そして、スプレーバラなので、1本でもたくさん花がついています。特に、この品種は花の数が多いのです。写真のように１、2本を短くカットして、グリーンの葉物を合わせるだけでも十分、楽しめます。

華やかなピンクの‘ラブリーリディア’。やや大きめの花が魅力的な人気品種で、20年近く愛されている品種です。
鮮やかな濃いピンクの花は、一本でも存在感があります。

短くカットしても、長く挿しても、枝分かれの枝が長いため一輪ずつ切り分けて小さな器に飾るのも素敵です。

風水的に黄色の花は、金運アップする！という話もありますが、この‘ゴールドラッシュ’はそんな思いを叶えてくれる力がありそうな品種名です。透明感のある黄色の花色に、花の大きさは大きすぎないため、どんなシーンにも合う品種です。

しっかり咲ききる品種なので、開いた姿もぜひ楽しんでください。黄色のバラは同系色でオレンジなどと合わせる人も多いですが、補色にあたるブルーやパープルなどと小花と合わせても素敵ですよ。

花びらの枚数が多いバラを巻きが多いという言い方をします。蕾の様子を見ると、そんなバラは中心から外側までびっしり花びらが重なっているのです。
巻きが多い品種の中でも、この‘ブルーミルフィーユ’は、特に巻きが多い品種と言えるでしょう。ミルフィーユというフランス語は、ケーキでもお馴染みですが「千枚の葉」という意味です。
くすみのある紫色の花色。外側の花びらにはグリーンがかっているため、茶色のような雰囲気に見えることも。
ゆっくり開くバラなので、長く楽しめます。ただ、切り花栄養剤などを入れた方がきっちり開く姿を楽しめるでしょう。

大輪の丸い花形からゆっくり開いてくる姿は独特です。

紫色は青と赤の要素を持つ色なので、合わせる花をブルー系、ピンク系にするかで飾った時の印象が大きく変わります。

淡いピンクで大輪の‘ソメイユ’。蕾のときは、外側のグリーンが印象的で爽やかな印象を受けるバラです。ミルキーがかったピンクの花色に花びらの枚数が多く巻きがしっかりした大輪、そして芳しい香りが楽しめるバラです。濃いグリーンの葉を残し、シンプルに飾ってもいいですね。香りはバラのなかでも甘さが感じられるフルーティー香。

開いてくると外側の花びらが大きく開いてきます。淡いピンクですが、光によってはアプリコットっぽく見えたり、くすみのあるピンクに見えたり、可愛いだけのピンクではないのも魅力です。

最後に紹介するのが、大人っぽい香りが魅力的な‘イブ ピアッチェ’。宝飾ブランドの「ピアジェ」へフランスの種苗会社（新しいバラを生み出す会社）が捧げたバラです。もともとはお庭向けの品種ですが、その色、香、花形で切り花でも人気になり、香りのバラといえば、‘イブ ピアッチェ’と言われるほどです。
香りは香水のようなダマスクモダン香。花色は鮮やかなピンク。そしてオールドローズのような佇まいのシャクヤク咲きです（カップ咲きと、言われることもあります）。

蕾はかなり小さく、開いてくると、大きく存在感がアップするので、香り以外も魅力があるバラです。

長いままでも短くカットして飾っても楽しめるバラです。
他の品種より、やや日持ちは短めですが、それを気にならないほどの感動を与えてくれる品種です。ギフトにもおすすめですよ。

ぜひ、花色、咲き方、香り、などあなたのお好みに合わせて、山形の安彦園芸さんのバラを楽しんでくださいね。

text：はなぞくかぞく編集部
flower&photo:円谷しのぶ

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