はなぞくかぞくコラム

田村さんの”クレマチス”の楽しみ方 part1

2021年07月12日

田村さんの”クレマチス”の楽しみ方 part1

高知県の田村善稔さんのクレマチスは、クレマチスの中でもベル鉄線などと呼ばれる、小輪系のクレマチスです。

今回もご自宅で気軽に楽しめる飾り方をフローリスト歴30年以上の円谷しのぶ先生に伺いました。

「今回のクレマチスは、蔓が長い状態で届くので、箱から出して絡んだ蔓をゆっくりとほぐしてあげましょう。飾るだけでなく、飾るための準備も楽しめるような花です。飾りやすくするためのコツも合わせて、行うといいですよ」とのこと。

愛らしい花と青々とした緑の葉が蔓の状態で届くクレマチス。ワイルドな雰囲気と可憐な花の愛らしさが絶妙な魅力です。

「届いたら、まず1本、1本、絡んでいるところを外してみましょう」

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

「絡んでいるところをほぐしながら、下の茎についている葉を外したり、先端の蕾がついている枝を落としたり、1本の形に手を加えことで生けやすくなります。ただ、ナチュラルな雰囲気が好きな方はあえて枝を落とさず飾るのもいいですね。キリッと生けたい人は、枝や葉を間引くといいですよ。例えば、茶花のような雰囲気で生けたいときは、草姿を見ながら整理していきます」

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

なんとなく、そのまま生けた方がいいのかなぁと思っていましたが、最初に手を加えることで生けやすくなるんですね。

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園 width=

これは届いたばかりのところをざっくり大きめの器に生けたところ。茎が長くないので、大きな器の中にブロックを入れて、その上に花瓶を置いています。
「大きな器に直接生けると、器が重く水換えなどは大変なので、このテクニックはおすすめですよ。この状態は葉や枝を整理する前です。庭から刈り取ってきたような雰囲気ですね」。
青々とした葉と動きのある蔓が素敵です。

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

「小さなクレマチス、ベルテッセンは蔓としての形を楽しむようにナチュラルに見せるために、花を高さを出さずに自然な蔓の動きを生かしていけています。先端の枝先についている蕾は短い枝でカットしてから生けると、バランスがいいですよ。こちらは白い面が大きめの器をあえて選んで、垂れ下がる花の背景になるようにあしらいました」

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

おお!確かに小さな花の背景がしっかりあるので、形が際立ちますね!
「そう、器の縁に生けた花は、枝先でカットしたもの。手を入れた枝をまず、器に入れ、その間に、枝でカットした短い花を縁に添わせています。こうすると、遠くから見ても、近くから見ても楽しめますよ」。

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

うーん、器の下部分だけでも絵になるなんて、素敵です。

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

「クレマチスは茎が細くて、水のあがりも良いので、水をたくさん入れなくても楽しめます。特に水もあまり汚れない花ですよ。夏を感じる今の季節なら、ガラスの花瓶もおすすめです。こちらはガラスのなかに、花と葉を生けてみました」

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

花を生けるというと、器から出た部分を大事にしてきましたが、透明な器だと、器の中を見せるという生け方もあるんですね。茎の動きや葉が水に入っている姿など涼しげですね。

「田村さんのクレマチスは1本にたくさんの花がついているから、2本だけ生けても満足度が高いですね。茎の曲がりを生かして器の縁で固定しています。葉がたくさんついている場合は、外すと、茎の形が楽しめますよ」

夏にガラスはいいですね!爽やかな印象になりますね。

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

「そうなんです。同じガラスで、少し大きめのゴブレットのような花瓶にも合わせてみました。こちらは3本の茎の下部分の葉を外して、束ねています。束ねた茎にワイヤーをくるくる巻いています。こうすることで、束ねた形がキープできるのです。器を少し高い場所に置いて、垂れ下がるように生けると素敵です。目線の高い場所、階段の途中とか、そんな場所に飾るのが向いていますね。大きな器ですが、ガラスだと重さがないので軽やかになりますよ」
おお!この大きさでも涼しげなのはガラスのおかげですね。

「クレマチスの動きが面白いので、壁掛けとして楽しめるように思って、シリンダー型の器で壁に飾ってみました」
円谷先生がいつもお教室を開いている素敵な小屋の窓枠から吊り下げてくれました。

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

「この器は穴が空いている器なので、太めのテグスでつないでぶら下げてみました。水を多く必要としないので、こういう小さな器でもクレマチスは生けられます。ただ、こちらは毎日水換えが必要です。枝の動きで向きを変えたり、最初は大きく生け、散った花を外して、また生けかえたりと、かなり遊ぶことができます。飾っているうちに蕾も咲いてきたり、葉も展開してきて、すごく楽しいと改めて思いました」

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

クレマチス ベル鉄線 ベルテッセン 田村農園

円谷先生ありがとうございました。
さて、田村さんのクレマチスの楽しみ方はその2へ続きます。次は、1輪挿しの器やお庭の花と相性などを教えていただきましょう。

【教えてくれた人】
円谷しのぶ先生 福島県出身。大学卒業後、都内の花店で働きはじめたことをきっかけに花の道へ。その後、大手花店の本社教育担当やグリーンショップ担当など幅広く活躍。現在は福島県にある自宅で、庭の花を使ったレッスンやクラフト、和ハーブの教室などを開催中。
Instagramはこちら➤https://www.instagram.com/shinobu_t_2v/

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