はなぞくかぞくでは、千葉県の金井園芸さん、高知県の田村善徳さんが生産したダリアを扱っています。
お二人が生産しているのは、大輪のダリア。
透明感のある花びらがぎゅっと詰まった、ゴージャスな姿は1本だけでも満足度の高い花です。
このダリア、流通時期は1年中というほどお花屋さんやフラワーデザイナーから人気が高く、特に結婚式やディスプレーなどで飾られることが多い花です。
とはいえ、はなぞくかぞくとしては、ぜひ自宅で楽しんでほしいのです。
その理由は大きく4つあります。
その理由をお伝えする前に、ダリアの簡単な情報をお伝えします。
《ダリアの基本情報》
キク科・和名 天竺牡丹・原産地 メキシコなどの中米
なんとなく、花がキクに似ているな、というのは、見る人にはわかるはず。
キクの仲間ですが、球根のような芋と呼ばれる球根で育つ花でもあります。
名前のダリアは、スウェーデンの植物学者のダールさんから命名。日本には江戸時代に欧州から渡ってきて、天竺牡丹という名前で広がって行きました。
実はダリア、とっても種類が多い花。
花の大きさが人の顔くらいのものから、直径4cm程度のものまでと幅広い大きさ。
そのうえ、花の形(花びらのつきかた)なども分類すると20近くに分けられています。
スイレンに似た花形、花びらが細いタイプ、細い花びらが乱れるように咲くもの、ボールのように球状の形など、多種多様です。そのなかでも、直径10cm以上の中大輪から大輪と呼ばれるダリアの品種をはなぞくかぞくでは扱っています。
色や形の豊富さから、国内にはいくつものダリア園があり、初夏から秋までは自然のなかで花を楽しむことができます。
【ダリアを飾るべき理由その1】
スペシャル感が演出できる!
花の大きなダリアには、1輪で魅了されてしまうほどの存在感。
1輪挿しに1本飾るだけでも空気をがらりと変えてしまうのです。
いつもの日常を気分だけでも変えてしまう効果があります。
【ダリアを飾るべき理由その2】
なにより、珍しい!
花の大きなダリアは切花としての歴史はバラやカーネーションに比べて浅く、2000年頃にはじまりました。それゆえ、珍しいと感じる人が多い花。人を自宅に招く時など、少ない本数で飾っても驚かれる花。かつては初夏から秋までの花でしたが、今では一年中流通しています。
【ダリアを飾るべき理由その3】
愛されすぎて品種がたくさん!
実はダリアは江戸時代には日本で栽培がはじまった花。なんと、ナポレオン王妃であるジョセフィーヌも愛し、さまざま品種改良を行っていたほど。
また日本では、秋田県の鷲澤幸治さんが次々と新たな花を生み出しています。品種名もユニークなものも多く、お気に入りを見つける楽しさもあります。
【ダリアを飾るべき理由その4】
記憶に残るほど、美しい!
ダリアの見頃は、季節によって3〜5日間。決して長く楽しめる花ではないですが、花瓶に生けるときに切花栄養剤を使うと、日持ちもよくなります(使わない場合は、毎日水替えしましょう)。
長く楽しむこと以上に、咲いている瞬間を楽しむことができるのがダリア。その美しさは記憶にいつまでも残る美しさです。